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*中国茶サロン
中国茶と向き合うヒトトキ。 開放的で、ただただ美味しい中国茶を味わいながら、「中国茶の愉しみ」を覗いてみませんか? 月~日曜日 12:00~13:30 月火木金 19:00~20:30 ¥3500 要予約 お問い合せ、ご予約は 06‐7161-1378 カテゴリ
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初めて「坪林」を訪れた日から、文山包種が大好きになりました。 その日も雨でした。台北から清流に沿って深く山の奥に入ると、とても清らかな空気に包まれてゆきました。 目の前には長閑な景色、辺り一面にピュアな香りに包まれた茶畑に辿り着きます。 この辺りは台湾では最古の茶区であり、水源保護区に指定され、自然環境が厳しく守られています。土壌は肥沃で、一年を通して涼しく、霧や雲が覆い、「美味しいお茶」の成長に非常に適した気候です。 「文山包種茶」は、この澄んだ美味しい空気と清らかな水に育まれています。文山地区の茶畑は、海抜400m~600mに位置していて高山とまでは言えませんが、 起伏が激しく平地が少ないため、大気中の霧が安定して茶葉を包んでいます。さらに年間の昼夜の温度差は10℃以上もあるそうです。台湾烏龍茶が育つ最適な条件の土地と言えるでしょう。 包種茶の歴史は、1860年代に福建省安渓で始まりました。その後、台湾の台北県文山地区に移住した安渓の人達が技術を継承してきた結果、現在の文山包種茶となりました。ちなみに、現在、発祥の地である安渓に包種茶は存在しません。 そして、かつてはクチナシや茉莉花の花の香りを着けた「花茶」として知られていましたが、今では品種や製法の工夫によって茶葉だけでお花が咲いたような香りを醸し出せるようになりました。 また、完成した四両(37.5g×4=約150g)のお茶を、包装紙で丁寧に長方形に包んで、商店名を捺印して出荷していたところから、「包種茶」と呼ばれているそうです。 青茶の中でも最も低発酵の15%、烏龍茶と緑茶の間のようなお茶です。 茶葉は、深い緑色で細長く龍のような形によられています。 水色は透明感のあるペールグリーンです。 すっきりとした香りの中に、龍眼のような甘いトロピカルフルーツのような香りが漂います。時間とともにどんどん変化してゆきます。 渋味・苦味がほとんど無く、さっぱりとしていて、日本の緑茶に近い味ですが、緑茶よりも香り高く、かすかな甘味がとろりと広がります。クセが無く、どなたでも飲みやすい、上品なお味です。
by swingtime04
| 2014-01-27 19:19
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